「連載:家族療法家の臨床ノート連載―事例で学ぶブリーフセラピー」執筆こぼれ話・・・【第3回】在宅勤務で座る位置を変える?:全てのことがメッセージになりうる

いつもご覧いただきありがとうございます。
先日のコラムでも少し紹介しましたが、金子書房さんのNoteで連載をさせていただくことになりました「家族療法家の臨床ノート連載―事例で学ぶブリーフセラピー」というタイトルで、月二回(第2・第4水曜日)更新で1年間を予定しております。
こちらのコラムでは、連載に合わせて執筆後記のようなものを書いています。

なお、この記事ならびにNote連載で紹介している事例をはじめ、私がWeb上で紹介している事例は全て、事例掲載の許可を頂いた上でプライバシーなどに配慮し改変しております。相談内容を相談者に許可なく何かに掲載することはありませんので、ご安心願います。

記事の紹介

新型コロナの感染予防対策のため在宅勤務になった社会人からの相談に対して、座る位置を変える提案をしたという事例を紹介しました。その事例を元にコミュニケーションについて考えました。

コミュニケーションは幅広い

コミュニケーションというと、他者との会話などをイメージします。しかし、私たちが心理臨床で扱っているコミュニケーションとは、家の間取りや座る位置、家族構成、社会的な役割など様々なメッセージのことを指します。そのため、「相手が変わってくれないと」とか「自分の性格を変えないと」などと思わなくてもいいのです。ありとあらゆるコミュニケーションの中で、変化させやすくて、効果的な(いわゆるコスパの良い)ことを考えればいいのです。

コスパ抜群のリフレーミング

問題を取り巻くコミュニケーションを変えるために、変化させやすくて効果的なことの一つが、リフレーミングです。リフレーミングはある物事を別の視点(枠組み:フレーム)から紹介することです。カウンセリングではもちろん日常生活でもよくつかわれるようになりました。
別の視点を紹介するだけなので、別の視点さえ持てれば、いつでもすぐに提供できます。カウンセラーは、問題を抱える人の現状に別の視点から見るを手伝いをして、問題解決を手助けするのが中心の仕事ともいえます。

家族や対人コミュニケーションを扱わない家族療法

私は家族療法・ブリーフセラピーというカウンセリングを専門にしております。そして連載のタイトルも「家族療法家の臨床ノート 事例で学ぶブリーフセラピー」となっております。しかし、家族の問題や対人関係の問題だけでなく人を取り巻く様々な解決するのが、家族療法であり、ブリーフセラピーです。今回、一人暮らしの在宅勤務の事例をはじめ、家族療法・ブリーフセラピーの視点が幅広く役立つということを、皆さんに知っていただけると幸いです。


ご質問でもご批判でも結構です。何かお気づきのことがありましたら、遠慮なくご連絡ください。相互作用を重視してよいものを作っていければと考えております。

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