<最終更新日 3か月 執筆者 吉田克彦(公認心理師)

この記事でわかること
  • スクールカウンセラーへの相談方法の種類とそれぞれのメリット・デメリットがわかる
  • スクールカウンセラーへの相談の流れがわかる
  • 相談前に準備しておくべきことがわかる

相談方法の種類

スクールカウンセラーへの相談方法は、主に以下の4つの方法があります。

  • 電話
  • 面談
  • 手紙
  • メール

それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて選びましょう。

電話

電話での相談は、最も手軽な方法です。 直接顔を合わせずに相談できるので、緊張しにくいというメリットがあります。 また、匿名での相談も可能です。

ただし、電話では表情や態度が見えないため、細かいニュアンスが伝わりにくいというデメリットもあります。 また、相談時間が限られている場合や、電話がつながりにくい場合もあります。

面談

面談は、スクールカウンセラーと直接顔を合わせて相談する方法です。 じっくりと時間をかけて話せるため、自分の気持ちを詳しく伝えられます。

また、スクールカウンセラーは、表情や態度からもあなたの気持ちを理解しようと努めてくれます。

ただし、面談は予約が必要な場合が多く、学校に行く必要があるというデメリットもあります。 また、緊張してしまい、うまく話せないという方もいるかもしれません。

手紙

手紙での相談は、自分のペースでじっくりと気持ちを伝えられるというメリットがあります。 また、文章にすることで、自分の気持ちを整理できるという効果もあります。

電話や面談が苦手な方や、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な方に向いている方法です。

ただし、手紙では、スクールカウンセラーからの質問にすぐに答えられないというデメリットがあります。 また、返信に時間がかかる場合もあります。

メール

メールでの相談は、24時間いつでも送信できるというメリットがあります。 また、文章にすることで、自分の気持ちを整理できるという効果もあります。

電話や面談が苦手な方や、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な方に向いている方法です。

ただし、メールでは、スクールカウンセラーからの質問にすぐに答えられないというデメリットがあります。 また、返信に時間がかかる場合もあります。

それぞれの相談方法のメリット・デメリット

相談方法メリットデメリット
電話手軽に相談できる、匿名性が高い、緊張しにくい表情や態度が見えない、細かいニュアンスが伝わりにくい、相談時間が限られている、電話がつながりにくい
面談じっくりと時間をかけて話せる、表情や態度から理解してもらえる、具体的なアドバイスがもらえる予約が必要、学校に行く必要がある、緊張してうまく話せない
手紙自分のペースで書ける、文章にすることで気持ちを整理できる、電話や面談が苦手な人向けスクールカウンセラーからの質問にすぐに答えられない、返信に時間がかかる
メール24時間いつでも送信できる、文章にすることで気持ちを整理できる、電話や面談が苦手な人向けスクールカウンセラーからの質問にすぐに答えられない、返信に時間がかかる、個人情報が漏洩する可能性がある(学校によっては禁止されている場合もある)

相談の流れ

スクールカウンセラーへの相談の流れは、以下のようになります。

相談方法を決める

電話、面談、手紙、メールの中から、自分に合った相談方法を選びます。

予約を入れる(面談の場合)

面談での相談の場合、事前に予約を入れる必要があります。学校の相談室などに問い合わせて、予約方法や相談時間を確認しましょう。

相談内容を伝える

相談したいことを、具体的に伝えましょう。事前に相談内容を整理しておくと、スムーズに相談を進めることができます。

スクールカウンセラーからのアドバイスを受ける

スクールカウンセラーは、あなたの話をじっくりと聞き、問題解決に向けたアドバイスをしてくれます。

今後の対応について話し合う

必要に応じて、今後の相談の予定や、学校との連携について話し合います。

相談前の準備

相談前に、以下の準備をしておくと良いでしょう。

相談内容を整理する

相談したいことを箇条書きにしたり、時系列で整理したりしておくと、スムーズに相談を進めることができます。

質問をまとめておく

スクールカウンセラーに聞きたいことを事前にまとめておきましょう。

相談記録をつける

相談内容やスクールカウンセラーからのアドバイスなどを記録しておくと、後から振り返る際に役立ちます。

まとめ|自分に合った方法で相談してみよう

スクールカウンセラーへの相談は、電話、面談、手紙、メールなど、さまざまな方法があります。 それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて選びましょう。

相談する前に、相談内容を整理したり、質問をまとめておいたりすることも大切です。 また、相談時の注意点も確認しておきましょう。

「誰かに相談したいけど、誰に相談すればいいかわからない」 「スクールカウンセラーってどんな人だろう?」
そんな風に思っている方は、ぜひ一度スクールカウンセラーに相談してみてください。 あなたの悩みを解決するお手伝いをしてくれるはずです。

まとめ
  • スクールカウンセラーへの相談方法は、電話、面談、手紙、メールの4種類がある
  • 相談方法は、それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶ
  • 相談前に相談内容や質問を整理しておくと、スムーズに相談を進められる
  • 相談記録をつけると、後から振り返る際に役立ちます

引用文献

文部科学省「2 スクールカウンセラーについて」児童生徒の教育相談の充実について―生き生きとした子どもを育てる相談体制づくり―(報告)
吉田克彦・若島孔文編著:小学校スクールカウンセリング入門 2008 金子書房 
教育相談情報提供システム:スクールカウンセラーをめぐる課題 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所

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