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不登校の子の家庭学習・勉強法ガイド|親が無理なくサポートする方法と注意点【公認心理師解説・医師監修】

【PR】この記事には広告を含む場合があります。

「うちの子、このまま勉強しなくて大丈夫なのかな…」
「勉強の遅れが心配で、つい焦って声をかけてしまう」

不登校のお子さんを持つ保護者の方から、こうした悩みをよく伺います。学校に行けていない分、勉強の遅れが気になるのは当然のことです。しかし、焦って無理に勉強させようとすると、かえって子どもの心を追い詰めてしまうこともあります。

この記事では、公認心理師の視点から、不登校の子どもの心理を理解した上で、家庭でできる学習サポートの方法を具体的にお伝えします。「勉強させなきゃ」という焦りではなく、「この子のペースで、できることから」という視点で、親子で無理なく学習に取り組むためのヒントをご紹介します。

この記事では、不登校の子どもが勉強したがらない心理的な理由から、家庭学習を成功させるための具体的なステップ、親ができる効果的な学習サポートと声かけ、そして家庭学習で活用できるツールやサービスまで、包括的に解説します。

この記事は以下の専門家によって執筆・監修されています。

執筆・編集責任:吉田克彦(合同会社ぜんと代表 公認心理師、精神保健福祉士)

・家族支援25年以上、3000家庭以上の支援実績
・スクールカウンセラー歴20年以上。小学校、中学校、高校(全日制、定時制、通信制)全ての校種で勤務経験あり。
→詳しいプロフィールはこちら

医学監修:友常祐介(社会医学・産業衛生指導医、労働衛生コンサルタント、医学博士)

なぜ勉強したがらないのか?不登校の子どもの心理を理解する3つの視点

不登校の子どもが勉強に向き合えない背景には、さまざまな心理的な理由があります。
ここでは、お子さんの状態を理解するための3つの視点をご紹介します。

お子さんは一つのタイプに固定されているわけではありません

これからご紹介する3つの視点は、「お子さんが○○型」と決めつけるためのものではありません。
同じお子さんでも、日によって、時期によって状態は変わります。
「今はどんな気持ちなのかな?」と理解するための「ものさし」として活用してください。

視点1:自信が大きく低下しているのでは?

どうせ自分が勉強なんてできるわけがない…

学校での勉強がわからなかったり、テストで悪い点を取ったり、発表がうまくいかなかった経験はだれでもあります。
そのような経験を繰り返すうちに「勉強=失敗体験」として刻まれてしまいます。

特に、学校に行かない状況が続くと、「勉強の遅れ」を意識することで、自己肯定感や自信が低下します。
自己肯定感や自信が低下することで、ますます学校に行きにくくなります。
その結果、さらに勉強の遅れを意識してしまうという悪循環に陥ってしまいます。

この状態のお子さんは、勉強そのものよりも「失敗することへの恐怖」が大きくなっています。
自信が大きく低下しているため、小さな成功体験を積み重ねることが回復への第一歩です。

この状況で家族が「勉強しなさい」と言っても、さらに自信を失うだけです。
他の部分で自己肯定感や自信を高める必要があります。

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視点2:完璧主義の傾向が強すぎないか

100点取らないと意味がない。
間違えるなんてありえない!

「やるなら完璧にやらなきゃ」という気持ちが強く、少しの遅れや抜けが許せない状態です。
学校を休むことで勉強が遅れたことで、「もう追いつけない」「完璧にできない」と考えてしまいます。
「中途半端にやるくらいなら、やらない方がまし」という思考に陥りやすいのです。

この状態は、実は真面目で責任感が強いお子さんに多く見られます。
「100点満点でなくても大丈夫」「60点でも前進している」という価値観を、少しずつ受け入れられるようサポートすることが大切です。

勉強をするためには、ある程度の柔軟性が必要です。
完璧主義が強すぎると、柔軟性がない状態で、苦しみます。

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視点3:心身のエネルギーが不足していないか

勉強をしたいけれど、体が動かないし、頭が働かない

不登校の背景に、心身の疲労やストレスが蓄積している状態です。
「やらなきゃ」という気持ちはあっても、実際に行動に移すエネルギーが残っていません。
「やる気が出ない、体が動かない」というのは、怠けているのではなく、本当にエネルギーが枯渇している状態なのです。

この状態のお子さんは、まず心と体を休めることが最優先です。
勉強は回復してから、少しずつ取り組めば大丈夫です。
焦って動かそうとすると、さらにエネルギーを消耗させてしまいます。

何事も、始める時が一番エネルギーを使います。
ガソリンの入っていない車でアクセルを踏んでも前には進みません。
まずは、動き出すときに必要なエネルギーの補給が最優先です。

大切なのは「理解」と「待つこと」

どの状態も、決して「怠けている」わけではありません。
心の中では「やらなきゃ」と思いながらも、何らかの理由で動けない状態なのです。

まずは、お子さんの状況を理解することが、家庭学習を始める第一歩になります。
車や電化製品が動かなくなったら、専門家にメンテナンスをしてもらうように、
お子さんの状況を理解するのが難しい場合は、専門家の力を借りましょう。

ご家族だけでは把握できない状況と、今後の見通しについて知ることができます。

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【専門家が解説】親の何気ない言葉が子どもを追い詰める理由

意外な落とし穴!よくあるNGワード3パターン

私は25年以上、子どもの不登校に悩む保護者のカウンセリングを行ってきました。
お子さんの学習意欲がどんどん低下するご家庭にはいくつかの共通点があります。
ここでは、ご家族のお子さんに対する声かけでやりがちな3つのパターンを紹介します。

どのパターンも、保護者の方は、決して子どもを傷つけようと思って声をかけているわけではありません。
むしろ「子どもに良かれと思って言っている」からこそ、厄介なのです。

このパターンを意識することで、お子さんの状態が改善するご家庭をたくさん見てきました。
ぜひとも、参考にしてください!

よくあるNGワード、パターン1:他のこと比較する

たとえば「みんなは学校で勉強してるんだよ」という言葉。
これを聞いた子どもは、「自分だけ遅れている」「自分はダメだ」と感じ、焦りと劣等感が強まります。

よくあるNGワード、パターン2:将来を悲観する

また、「このままじゃ高校に行けないよ」という将来への不安を煽る言葉は、子どもをさらに追い詰めます。不安が強まると、ますます動けなくなってしまうのです。

よくあるNGワード、パターン3:簡単そうに提案する

「せめて勉強だけでもしようよ」という言葉も要注意です。
「せめて」という言葉には、「学校に行けないなら、最低限これくらいは」という期待が込められています。
子どもは「学校に行けない自分は価値がない」と受け取ってしまいます。

なぜ、こうした言葉が子どもを追い詰めるのか?

不登校の子どもの多くは、すでに自分を責めています。
「学校に行けない自分はダメだ」「親に心配をかけている」と感じているのです。
そこに、親からの期待や焦りの言葉が加わると、自己否定感がさらに強まり、心のエネルギーが奪われてしまいます。

心理学では、「心理的安全性」という概念があります。
これは、「ありのままの自分を受け入れてもらえる」という安心感のことです。
心理的安全性が確保されていないと、人は新しい挑戦や、失敗を気にしない行動ができません。
不登校の子どもにとって、家庭は最後の「安全基地」です。
その家庭で、焦りや期待のプレッシャーを感じると、心の休まる場所がなくなってしまいます。

お子さんに良かれと思って発した言葉でも、お子さんを傷つけます。
人生を豊かにするために勉強は必要です。
しかし、勉強にこだわりすぎて、お子さんの人格を否定しては逆効果。
人格を否定するぐらいなら、勉強しない方がマシです。

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【今日から使える】NGワードを言い換える声かけ例

日々の声かけを見直すことで、お子さんの心理的安全性を守ることができます。以下の表を参考にしてみてください。

NGな声かけ OKな声かけその声かけがなぜ良いのか
はやく勉強しなさい!今日は何をしよっか?選択肢を与え、子どもの主体性を尊重しています。
どうしてこんな簡単な問題ができないの?ここは難しかったね。一緒に考えてみようか?失敗を責めず、寄り添う姿勢を見せています。
毎日頑張ってるね、えらいね!今日は15分、集中して取り組めたね。すごい!具体的に褒めることで、子どもの達成感を高めます。
また明日頑張ろうね今日は疲れてるのかな?無理しなくて大丈夫だよ子どもの状態を推測し、言葉で安心感を与えています。

大切なのは、結果ではなく「プロセス」を認めること、具体的に何ができたかを言葉にすること、そして子どもの気持ちに寄り添う言葉を選ぶことです。

家庭学習を成功させるための具体的なステップ

ここからは、実際に家庭で学習に取り組むための具体的なステップをご紹介します。
焦らず、お子さんのペースに合わせて進めていきましょう。

ステップ1:まずは勉強より「心の安定」を優先する

家庭学習を始める前に、最も大切なことがあります。
それは、子どもの心が安定しているかを確認することです。

「心の安定」とは何か?

心の安定とは、

  • 家の中で安心して過ごせていること
  • 表情に余裕があり時々笑顔が見られること
  • 自分の好きなことに取り組めること
  • 家族との会話が自然にできること
  • 基本的な生活リズム(睡眠・食事)が整っていること

逆に、部屋にこもりがちで表情が暗い、イライラしやすく些細なことで怒る、昼夜逆転が続いている、食欲がないまたは過食気味、「死にたい」などのネガティブな発言があるといった状態が見られる場合は、まだ心の回復が十分ではありません。

なぜ、心の安定が先なのか?

不安や恐怖を感じている状態では、記憶力や集中力が大幅に低下することが示されています。
人間の脳は、安全が確保されていないと効果的な学習ができません。

心が不安定な状態で無理に勉強させても、効果は上がりません。
それどころか、「勉強=苦痛」という負のイメージが強くなります。

具体的にどうすればいいのか?

まずは、子どもにとって家庭を「責められない場所」にすることから始めましょう。

そのためには、以下のような生活の安定が大事です。

  • 起床・食事・就寝の時間を一定にして規則正しい生活リズムを作る
  • 趣味やゲーム、読書など好きなことをする時間を確保する
  • 勉強以外の話題で会話を楽しむ

心が安定してくると、子どもの方から「ちょっと勉強してみようかな」という言葉が出てくることもあります。
それまでは、焦らず「待つ」ことも大切なサポートです。

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ステップ2:小さな成功体験から始める「スモールステップ」のすすめ

心の安定が見られたら、次は「スモールステップ」で学習に取り組んでみましょう。

スモールステップとは

目標を小さく区切り、達成しやすい課題から順番に取り組む方法です。
「階段を一段ずつ上る」イメージです。不登校の子どもは、「勉強=大きな負担」というイメージを持っていることが多いため、いきなり教科書を開いても拒否反応を示すことがあります。スモールステップなら、「これならできそう」と感じられる課題から始められます。

具体的なスモールステップの進め方

最初は、勉強に関連する活動から始めましょう。

スモールステップの例
  • 好きな本や漫画を読む、
  • 興味のあるYouTube動画(教育系でなくてもOK)を見る、
  • パズルやクイズで遊ぶ

このように、「学ぶこと」への抵抗感を減らす活動からスタートします。

次の段階では、机に向かう習慣をつけていきます。
机で好きな絵を描く、机で日記を書く(1行でもOK)、机で簡単なプリント1枚だけやるなど、「机=勉強の場所」という意識を少しずつ作っていきます。

その後、短時間の学習を開始します。5分だけ計算ドリルをする、好きな教科の1ページだけ読む、オンライン教材で1つの動画だけ見るなど、本当に短い時間から始めることがポイントです。

そして最終的には、10分、15分、20分と徐々に学習時間を延長し、複数の教科に取り組み、学習計画を立てて実行できるようになっていきます。

スモールステップを成功させる3つのポイント

一つ目は、「できた!」を積み重ねることです。小さくても達成感を味わうことが自信につながります。
二つ目は、できなくても責めないこと。その日の調子によって、できないこともあります。「また明日やろう」でOKです。
三つ目は、段階を焦らないこと。次のステップに進むのは、今のステップが「楽にできる」ようになってからです。

ステップ3:親子で一緒に作る「無理のない」学習計画

スモールステップに慣れてきたら、次は学習計画を立ててみましょう。ただし、ここで大切なのは**「親が決める」のではなく「親子で一緒に作る」**ことです。

なぜ、子どもと一緒に作るのか?

子どもが計画作りに参加することで、「やらされている」ではなく「自分で決めた」という自己決定感が生まれ、やる気につながります。また、子ども自身が「これならできそう」と感じる量を設定できるため、現実的な計画になります。さらに、自分で決めたことだから守ろうという責任感も育ちます。

学習計画の立て方

まず現状を確認することから始めます。今、どの教科のどこまで理解できているか、1日にどれくらいの時間集中できそうか、どの時間帯が一番調子がいいかを親子で話し合います。

次に目標を設定します。短期目標(1週間〜1ヶ月後)、中期目標(3ヶ月〜半年後)、長期目標(1年後)と段階的に考えます。このとき、「学年相当の学力に追いつく」といった高すぎる目標ではなく、「九九が完璧に言えるようになる」「英単語を50個覚える」など、具体的で達成可能な目標にすることが大切です。

そして1日のスケジュールを決めます。何時から何時まで勉強するか、どの教科をどれくらいの量やるか、休憩時間はどこに入れるかを具体的に決めていきます。たとえば、「10:00-10:15に算数のプリント1枚、10:15-10:30は休憩、10:30-10:45に国語の漢字練習10個」といった具合です。

最後に、週に1回、振り返りと調整をします。計画通りにできたか、できなかった場合は理由は何か、次の週の計画をどう調整するかを一緒に考えます。

計画を立てるときの注意点

予定を詰め込みすぎず、余裕を持たせることが重要です。「これなら楽勝」くらいがちょうどいいのです。また、体調や気分によって柔軟に変更してOKとし、固定しすぎないようにします。そして、カレンダーにシールを貼るなど、できたことを記録して達成感を見える化しましょう。

避けたいのは、「毎日3時間勉強する」といったいきなり長時間の計画や、「学年相当の内容を全部終わらせる」という目標が大きすぎる計画、そして「できなかったら罰を与える」という恐怖で動かそうとする計画です。これらは挫折や学習への嫌悪感を生むだけです。

【重要】親ができる具体的な学習サポートと声かけ

ここでは、家庭学習を進める上で、親としてどのようなサポートができるかを具体的にお伝えします。

1. 環境を整える

まず学習スペースの準備が大切です。静かで集中できる場所を用意し、机の上は整理整頓して余計なものは置かず、照明を明るくします。スマホやゲーム機は別の場所に置くことで、誘惑を減らすことができます。

また、時間の確保も重要です。学習時間中は家族も静かに過ごし、テレビの音量を下げるか消します。弟や妹がいる場合は別の部屋で遊ばせるなど、集中できる環境を作りましょう。

2. 一緒に取り組む

特に学習習慣がまだついていない段階では、親も一緒に取り組むことが効果的です。隣に座って勉強する姿を見守るだけでも、子どもは安心します。わからないところがあれば、答えを教えるのではなく、一緒に調べたり考えたりしましょう。また、子どもが勉強している横で、親も読書や資格の勉強をするのもおすすめです。親の姿を見ることで、子どもも「学ぶことは大人になっても続く」と理解します。

3. 効果的な声かけのポイント

声かけで最も大切なのは、結果ではなくプロセスを褒めることです。「100点取れてすごいね!」ではなく「毎日コツコツ取り組んだ成果だね」と言いましょう。「やっと勉強するようになったね」ではなく「机に向かう習慣がついてきたね」と、過程を認める言葉を選びます。

また、具体的に褒めることも重要です。「頑張ったね」という漠然とした褒め言葉より、「15分間、集中して取り組めたね」と具体的に伝えた方が、子どもは自分の何が良かったのかを理解できます。「えらいね」ではなく「漢字を10個も覚えたんだね」と、成果を明確に言葉にしましょう。

失敗を責めないことも大切です。「どうしてこんな簡単な問題ができないの?」ではなく「ここは難しかったね。一緒に考えてみよう」と寄り添います。「昨日はできたのに」ではなく「今日はちょっと調子が出なかったのかな。また明日やってみよう」と、柔軟に受け止めましょう。

そして、子どもの気持ちを言語化することも効果的です。「やる気がないならやめなさい」ではなく「今日は疲れてるのかな?」と、子どもの内面を推測して言葉にします。「いつになったらやるの?」ではなく「勉強を始めるのに、何か不安なことがある?」と、気持ちに寄り添った質問をしましょう。

4. やってはいけないNG行動

避けるべき行動として、他の子と比較すること(「○○くんは学校に行ってるのに」など)、無理やりやらせること(「勉強しないなら〇〇を取り上げる」など)、できないことを責めること(「こんなこともできないの?」など)、途中で口を出しすぎること(「そのやり方じゃダメ」など)、そして自分の不安を押し付けること(「お母さん、心配で眠れないよ」など)があります。

5. 親自身のメンタルケアも大切

子どもの学習をサポートする上で、親自身が疲弊してしまっては元も子もありません。完璧を目指さず、「毎日少しずつ」で十分だと考えましょう。配偶者や親族、専門家に相談し、一人で抱え込まないことも重要です。そして、息抜きやリフレッシュの時間を持つなど、自分の時間も大切にしてください。

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家庭学習で使えるツールとサービス

家庭学習を進める上で、オンライン教材や家庭教師などの外部サービスを活用することも一つの選択肢です。
ここでは、どのようなサービスがあり、どう選べばいいかをご紹介します。

1. オンライン学習教材の種類

動画で学ぶ(観て聞く)

学校の授業のように先生の説明を動画で見ながら学ぶタイプです。自分のペースで何度でも見返せるのが大きな特徴です。代表的なサービスとしてスタディサプリやTry ITなどがあります。質の高い授業を自宅で受けられ、わからない部分を繰り返し見られるのがメリットですが、一方通行なので質問ができないというデメリットもあります。

問題を解く(自分で考える)

問題を解いて自動で採点してくれるタイプで、ゲーム感覚で楽しく学べる工夫がされています。すららネットやスマイルゼミなどが代表的です。達成感を得やすく、自分のレベルに合わせて学べるのがメリットですが、基礎がないと難しい場合があります。

動画で学び、問題を解く

AIやオンラインの先生が一人ひとりに合わせて指導してくれるタイプです。
わからないところを質問でき、双方向でコミュニケーションが取れるのが大きな特徴です。
個別の悩みに対応してもらえますが、費用が高めというデメリットがあります。

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【事例あり】現役スクールカウンセラーが不登校の子どもにはオンライン教材が最適と考える11の理由 不登校のお子さんにとって、最適な学習方法は、オンライン教材を使った家庭学習です。 外出しなくてよい、時間の縛りがなくいつでもできるというオンラインの良さだけではありません。勉強のわからない部分からやり直せる、出席扱いになることもある、解説動画やメッセージでのサポートがあるなど、様々なメリットがあります。

2. お子さんに合ったサービスの選び方

お子さんのタイプや家庭の状況によって、最適なサービスは異なります。「勉強は嫌いじゃないけど、きっかけが欲しい」というお子さんには、ドリル・演習型のサービスが向いているかもしれません。ゲーム感覚で楽しみながら学習習慣をつけられるため、「やってみようかな」という気持ちになりやすく、達成感を得やすいのが特徴です。

「学校の授業に全くついていけず、基礎からやり直したい」というお子さんには、動画授業型のサービスが適しているでしょう。自分の学年をさかのぼって、わからないところを何度でも繰り返し学習できます。「ここからわからなくなった」という地点まで戻って、自分のペースでじっくり理解を深められます。

「勉強のやり方が全くわからない」「誰かに見てもらわないと続かない」というお子さんには、個別指導型のサービスや家庭教師がおすすめです。学習計画の立て方から、わからないところの質問まで、一人ひとりに合わせて親身にサポートしてくれます。「一人じゃない」という安心感が、学習を続ける大きな支えになります。

お子さんに合うかどうかは必ず無料体験で確かめることです。複数のサービスを試してみて、お子さんが「これなら続けられそう」と感じたものを選びましょう。合わなければ変更してもOKで、無理に続ける必要はありません。

3. 家庭教師・オンライン個別指導の活用

不登校専門の家庭教師や個別指導もあります。不登校の子どもの心理を理解し、学習面だけでなく心のケアもしながら指導してくれるサービスです。選ぶときは、不登校の子どもへの指導経験があるか、子どものペースに合わせてくれるか、保護者とのコミュニケーションを大切にしているか、料金体系が明確かをチェックしましょう。

4. サービス活用の注意点

オンライン教材や家庭教師は、あくまで「ツール」です。依存しすぎず、子どもの自主性を育てることが最終目標なので、徐々に自分で学ぶ力をつけていくことも意識しましょう。また、「せっかくお金を払ったから」と無理に続けると、子どもにとってストレスになります。合わなければ別のサービスに切り替えることも検討してください。特に最初は、子どもが一人でサービスを使いこなせるようサポートし、様子を見守りましょう。

不登校の勉強は、ゴールではなく「新しい学びの始まり」

ここまで、不登校の子どもの家庭学習について、心理面から具体的な方法まで詳しくお伝えしてきました。

最後にお伝えしたいのは、「勉強の遅れを取り戻すこと」がゴールではないということです。

不登校という経験を通じて、お子さんは多くのことを学んでいます。自分の心と向き合う力、自分のペースを大切にする力、困難に立ち向かう力。これらは、学校の勉強では学べない、人生において非常に大切な力です。

家庭学習は、お子さんが「学ぶって楽しい」「できるって嬉しい」と感じるための、新しいスタートです。焦らず、一歩ずつ、お子さんのペースで進んでいきましょう。

勉強は、人生を豊かにするための「手段」であって、「目的」ではありません。

お子さんが自分らしく、前を向いて歩いていけるよう、その歩みを温かく見守り、必要なときに手を差し伸べる。それが、親としてできる最高のサポートです。

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通信制高校「やめとけ」は本当?|全日制中退→通信制卒が語るリアル - 家族なんでも相談室 全日制高校を中退し、通信制高校を卒業して4年制大学に進学した30代ライターが、 「やめとけ」と言われる5つの理由に本音で答えます。メリットもデメリットもぶっちゃけま...

専門家への相談も一つの選択肢です

家庭での取り組みだけでは難しいと感じたり、どうしていいかわからなくなったりしたときは、専門家に相談することも大切な選択肢です。

学校に配置されているスクールカウンセラー、自治体が運営する教育相談センター、子どもの福祉全般の相談ができる児童相談所、そして公認心理師や臨床心理士が在籍する民間のカウンセリングルームなど、相談できる場所はいくつもあります。

「ぜんとカウンセリング」でもご相談いただけます

当サイトを運営する「ぜんとカウンセリング」では、不登校のお子さんや保護者の方へのカウンセリングを行っています。公認心理師が、お一人おひとりの状況に合わせて、丁寧にサポートいたします。

オンラインで全国どこからでも相談可能で、不登校専門のカウンセラーが対応します。お子さんだけでなく、保護者の方のみのご相談もお受けしています。

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関連記事: 不登校専門カウンセリングとは?利用方法とメリット

よくある質問(FAQ)

Q
不登校の子は勉強を無理にさせるべきですか?

A

いいえ、無理にさせるべきではありません。

無理に勉強させると、勉強への嫌悪感がさらに強まり、親子関係が悪化し、子どもの自己肯定感がさらに下がり、心の回復が遅れるといったリスクがあります。

まずは、子どもの心が安定することを最優先にしてください。心が回復すれば、自然と「勉強してみようかな」という気持ちが芽生えてきます。

【関連記事】
▶ 子どもの自己肯定感を育む「心理的安全性」とは?家庭でできること

Q
子どもの勉強内容が難しくて、教えられません。

A

小学校高学年以降、中学生、高校生になると、学習内容が難しくなります。
保護者の方が子どもの頃にはやらなかった内容も加わっており、教えるのが難しくなります。

とはいえ、家庭教師やオンラインの個別指導を利用するのが難しい場合もあるでしょう。

このような時には、無理に教えようとする必要はありません。
例えば、一緒に解説動画を観て勉強をしたり、子どもに教えてもらうのも手です。
「親がわからないことを自分ができている」という思いは子どもの自信につながります。

「学校に行くか/行かないか」や「勉強するか/しないか」より大事なこと

お子さんの成長は、決して「学校に行くこと」や「勉強ができること」だけで測れるものではありません。今、この瞬間も、お子さんは自分なりのペースで成長しています。

勉強をすることは、人生を豊かにして、楽に生きるために役立ちます。
しかし、勉強することにこだわりすぎて、お子さんの人格を否定しては本末転倒です。

まずは、お子さんの生き方を否定しないこと。
その上で、「よりよく生きるために、どうやって勉強するか」を考えることが大事です。

ご家族だけではわからない場合は、私たちと一緒に考えましょう!

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医学監修:友常祐介(社会医学・産業衛生指導医、労働衛生コンサルタント、医学博士)

引用参考文献

小児心身医学会ガイドライン集改訂第2版 2015年7月 一般社団法人小児心身医学会
文部科学省委託事業「不登校の要因分析に関する調査研究」 2024年3月 公益社団法人子どもの発達科学研究所

更新情報

25/10/10 新規記事掲載