この記事では不登校と関連のある「家族との関係」についてご紹介します。
家族と不登校の関連性、具体例、学校の関わり方、こどもをどう守れるかについて取り上げます。

家族と不登校の関連性

こどもが不登校になるきっかけは色々あります。
パッとイメージするのは、いじめ、先生が苦手、勉強についていけないなど、学校の中に主な原因があるという感じではないでしょうか?

文部科学省の調査では、不登校になるきっかけの19%は「家族」とされています。これは、家族の中での問題が、こどもにとても大きな影響を与えているということを示しています。どんな具体例があるんでしょうか?

不登校につながりやすい家族問題

こどもに影響を与える家族の問題は様々ですが、ここではふたつ取り上げます。

親の離婚

親の離婚は、こどもにとっても大きなストレスになります。
実際、親が離婚したこどもは、そうでないこどもよりも精神的に落ち込みやすく、成績が下がったり不登校になる確率が高いとされています。
自分のせいで親は離婚してしまったんじゃないかと感じるこどもは、罪悪感によって精神的に不安定になりがちです。
親の離婚によるストレスによって、悩みや不安をひとりで抱え込みやすいとされています。

家族の死

人生の最大のストレスの中に、家族や愛する人との死別があります。
その悲しみはずっと続くこともあり、時間を追うごとに強くなる場合もあります。
強いストレスは気持ちだけでなく、体調にも影響します。不眠、頭痛、めまい、うつ状態など様々な不調が現れてくるかもしれません。
家族の死と向き合うだけで疲れ切ってしまい、日々の学校生活に耐えられるだけのエネルギーがもう残っておらず、そのまま不登校になってしまう場合もあります。

学校の関わり方

家族の中で問題を抱えて不登校になってしまったこどもに対して、学校側ができることはたくさんあります。
文部科学省の調査による、効果があったとされる方法を以下に効果性(%)と一緒に挙げていきます。

登校を促すために電話をかけたり迎えに行ったりした(48.5%)
家庭訪問をし、勉強や生活について相談に乗った(46.9%)
スクールカウンセラー等が専門的にアドバイスした(40.0%)

この数字から分かるように、家族中で問題を抱えているこどもに対しては、放置せずに積極的に関わっていくのが良いとされています。

こどもをどう守れるか

家庭内の問題は大抵隠されていて、明らかにはされません。
それで、周りはこどもがどんなストレスを感じているのか気付いてあげられない、という場合が少なくありません。
当事者の親自身も、家庭内の問題にどう取り組んでいいのか分からず、問題を抱え込み、孤独に悩んでいるケースもあります。
こどもを守る主な責任は親にありますが、その家庭自身が問題を抱えている場合は、家族以外の助けが必要です。
でも、中には外部からの助けを強く拒否する親もいます。
それで、関係機関は家庭問題の中に隠されたこどもを守るために、専門家の指示に従い適切に対応していかなければいけません。
そのように、問題を抱えた家族を孤立させず、社会全体で関わっていくことで、問題が手に追えなくなる前、また複雑化する前に早めに解決することができるかもしれません。

さいごに

こどもが不登校になる大きな要因として、この記事では「家族の問題」について取り上げました。
不登校の原因が、学校ではなく家族にある場合でも、こどもはとても大きなストレスを抱えるということが理解できます。
見過ごされがちなこの問題を解決するためには、家族以外の積極的なサポートが必要です。

他の家庭に干渉するのは気がひけるかもしれませんが、ひそかに苦しんでいるこどもや家族がいます。
その方たちを援助するために、どんな風に接すればいいか、専門的なカウンセラーに相談するのはとても良い方法でしょう。

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文献

野口康彦「親の離婚が子どもの精神発達に及ぼす心理的影響の一考察 ‐スクールカウンセラーの立場から‐」中央学術研究所紀要 第35号
小柳憲司「家庭環境と不登校 ‐福祉と連携し事態を打開する一方策‐」第65回日本小児保険協会学術集会 シンポジウム