このような方におすすめ

  • スクールカウンセラーに相談したいけれど、どう相談すればいいかわからない人
  • スクールカウンセラーに相談をしているけれど、問題が改善しない人
  • 学校に勤務するスクールカウンセラーを信頼できない人
  • そもそも学校にスクールカウンセラーが勤務しているかわからない人

スクールカウンセラーへの相談は意味ない?

お子さんの問題について、スクールカウンセラーに相談して「意味がなかった」と感じた経験はありませんか。

勇気を出して相談したのに期待した支援が得られず、落胆する保護者の方は少なくありません。
スクールカウンセラーは学校に勤務する存在だからこそ、便利な反面、課題も多いのです。

この記事では、大きく5つに分けて「意味ないと言われる理由」と「解決策」を紹介します。

この記事でお伝えしたいこと

吉田 克彦

吉田 克彦

公認心理師
不登校の家族支援25年超

スクールカウンセラーとして20年以上の活動で、さまざまな課題や成功例を目撃してきました。
その経験を踏まえて、ご家庭で役立つ「現場のリアル」をできるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。

中学生の不登校についてはこちらの記事にまとめています!
中学生の不登校|知っておくべき原因・対応・進路のすべて【心理師解説】

スクールカウンセラーが意味ないと言われる5つの理由と解決策

「スクールカウンセラーが意味ない」と言われるのは、大きく5つの理由にまとめて、解決策も紹介しました。
5つの理由がわかれば、以下の悩みが解消します。

  • そもそも自分はスクールカウンセラーに相談した方が良いかがわかる。
  • 失敗しないスクールカウンセラーの活用方法がわかる。

意味ない理由1:相談したいときにいない

「今すぐ相談したい」と思っても、スクールカウンセラーに連絡が取れないことがあります。
また、学校の中に相談室があるため、平日の日中しか利用できません。

平日フルタイムで働いている保護者にとっては利用しにくいので、「意味がない」と感じてしまいます。

要因:スクールカウンセラーの制度上の限界がある

スクールカウンセラーは週1日程度の勤務が一般的です。
学校によっては月1回の訪問だったり、全く配置されていない学校もあります。

また学校に配置されているため、相談できるのは平日の日中だけです。
土日祝日や夜間には対応していません。
保護者の方が仕事をしている場合、相談に行くこと自体が難しくなります。


スクールカウンセラーの勤務実態

  • 週1日程度の勤務が一般的
  • 相談時間:平日の日中のみ
  • 土日祝日・夜間は対応なし
  • 予約制のため数週間待つこともある

お子さんが「明日学校に行きたくない」と泣いている夜や、週末に家族で話し合いたいときなど。
本当に相談したいタイミングで利用できないのです。

さらに予約制のため、相談したいと思ってもすぐには予約が取れません。
数週間から1か月以上待たなければならないこともあり、困っているときにタイムリーな支援を受けられないという問題があります。

子どもが「学校に行きたくない」と言い出したので相談を申し込んだのですが、予約が取れたのが1か月後。すでに子どもは完全に学校に行けない状態になっていました。初期対応を知りたかったのに。
一番必要な時に相談ができず、状況が悪化してしまいました。

解決策:優先順位を考えることで対応が見えてくる

スクールカウンセラーの限られた時間をどう使うか、優先順位を考えてみましょう。

スクールカウンセラーを利用する価値がある相談

  • 担任の先生との連携が必要な場合
  • 学校での配慮を依頼したい場合
  • 学校の情報を得たい場合
  • 教職員との橋渡しが必要な場合

学校での対応が必要な相談については、スクールカウンセラーを利用する価値があります。たとえば担任の先生との連携が必要な場合や、学校での配慮を依頼したい場合などです。

一方で緊急性が高い問題や、すぐに相談したい場合は、民間の相談機関を利用することを検討してください。


民間カウンセリングサービスのメリット

✓ 夜間や土日も対応している場合が多い

✓ オンラインで自宅から相談できる

✓ 予約が柔軟に取れる

✓ お子さんや家族の状況に合わせて利用できる


民間のカウンセリングサービスであれば、夜間や土日も対応している場合が多く、オンラインで自宅から相談することもできます。予約も柔軟に取れるため、お子さんや家族の状況に合わせて利用できます。


意味ない理由2:話を聞かれるだけで具体的なアドバイスがない

スクールカウンセラーに相談すると、丁寧に話を聞いてもらえます。
しかし「それで、うちはどうすればいいの」という疑問だけが残ることがあります。

要因:本人の気づきを重視するカウンセラーも多い

カウンセリングには様々なアプローチがあります。
傾聴を中心とするカウンセラーは、相談者が自分で答えを見つけられるようサポートします。

「お子さんについてどう感じていますか」「そのときどう思われましたか」と質問を繰り返され、最後まで具体的な助言がないこともあります。

このアプローチは、相談者が自分で気づき、納得して行動を変えていくという点では意味があります。
しかし切羽詰まった状況で「今日から何をすればいいか」を知りたい保護者にとって、
「具体的なアドバイスを聞きたかったのに、意味がない」と感じる場合もあります。


カウンセリングのアプローチの違い

傾聴中心型アドバイス重視型相談者の話をじっくり聞く具体的な助言を提供する自分で答えを見つけるサポート専門家の視点から方法を提案時間をかけて気づきを促す即座に実践できる方法を伝える

傾聴メインのカウンセラーと、具体的なアドバイスを求める保護者のニーズが合わないことで、ミスマッチが生じるのです。

解決策:ミスマッチを防ぐために、初めに確認しよう

相談を申し込む際に「具体的なアドバイスはしてもらえますか」と率直に聞いてみましょう。


相談前に確認すべきこと

□ どのような形で相談を進めるのか

□ 具体的なアドバイスをしてもらえるのか

□ どのくらいの頻度で相談できるのか

□ 相談内容の守秘義務について


カウンセラーによって相談のスタイルは異なります。
初回の相談で「今日はどのような形で相談を進めますか」と確認すれば、期待と現実のギャップを防げます。

「どうすればいいか困っているので、具体的なアドバイスをください」と伝えてみましょう。その上で、納得してから相談することが大事です。

「具体的にどう対応すればいいか教えてほしい」と希望を伝えることで、カウンセラーもアプローチを調整してくれる場合があります。

それでも合わないと感じたら、無理に続ける必要はありません。
別の相談先を探すことも選択肢の一つです。

意味ない理由3:アドバイスが的外れだと思う

具体的なアドバイスをもらえても、それが現実的でなかったり、的外れに感じることがあります。

要因:カウンセラーによって専門性や経験に差がある

残念ながら、カウンセラーによっては一方的に持論を話される場合があります。

また「不登校は親の育て方の問題」といった古い考え方を持っているカウンセラーもいます。現代の不登校の理解からすると適切ではない助言をされることもあるのです。

勇気を出して相談したら「あなたがそんな迷っているから、子どもも迷ってしまうのよ。もっと自信を持ちなさい」と言われました。迷っているから相談しているのに、本当にガッカリしました。

カウンセラーも人間ですから、完璧ではありません。
専門家だからといって、すべての意見が正しいわけではないのです。

例えば、医者でも名医とよばれる人もいれば「ヤブ医者」と言われるような人もいます。
また、同じ人でも特異な領域と苦手な領域などがあります。
経験豊富な専門家もいれば、新人でまだまだ力のない専門家もいるでしょう。
それはスクールカウンセラーも同じです。

もし、信頼できない場合は無理に続けてはいけません。
だからといってカウンセリング全体に絶望する必要はありません。

解決策:相性が合わない場合は別の選択肢を探す

カウンセラーとの相性が合わないと感じたら、無理に通い続ける必要はありません。

「せっかく予約したから」「学校に勧められたから」と我慢して通っても、効果は期待できません。むしろストレスが増えてしまいます。


カウンセラーが合わないと感じるサイン

  • 話を聞いてもらえていない感じがする
  • 一方的に責められる
  • 古い価値観を押し付けられる
  • 相談後、気持ちが楽にならない
  • 不信感や違和感がある

別のカウンセラーに変えてもらえるか、学校に相談してみましょう。
スクールカウンセラーは複数の学校を掛け持ちしている場合もあり、同じ地域に別のカウンセラーがいることもあります。

学校での相談が難しいと感じたら、民間の相談機関や医療機関など、他の選択肢を探してください。お子さんのために最適な支援者を見つけることが大切です。


意味ない理由4:担任などに相談内容が筒抜けなのでは?

スクールカウンセラーに相談したいけれど、学校の先生に知られたくないという悩みを持つ保護者もいます。
特に、担任に不信感を抱いていたり、学校に対する不満がある場合はコッソリ相談したいでしょう。

基本的には、スクールカウンセラーには守秘義務があるため秘密は守られます。
しかし、学校の構造上、全く誰にも知られることなく相談するのは難しく、「筒抜けなのでは」と不安になるのは当然です。

スクールカウンセラーの守秘義務について
  • 基本的に相談内容は守秘されます
  • ただし子どもの生命や安全に関わる場合は学校と共有されます
  • どこまで共有されるか、相談前に確認することが重要です

要因:学校という場所の制約がある

近年、学校の防犯対策が強化されています。学校に入る際には、受付で名前と来校理由を伝える必要があります。

学校に入る際に名前と目的を伝えるので、「スクールカウンセラーへの相談」を伏せるのは、難しいです。相談室が職員室の近くにある学校も多く、先生たちに気づかれる可能性もあります。
他の保護者や子どもに見られることもあるでしょう。

完全に内緒で相談することは、物理的に難しいのが現実です。

どんなにカウンセラーが「相談内容については守秘義務があるので安心してください」といっても、
相談に来ていると学校側に知られたくない保護者の方も多いはずです。

また、学校によっては、職員玄関から相談室までの間に自分の子どもが在籍するクラスの前を通らなければいけない場合もあります。そうすると、授業中などに廊下を通ると生徒や先生に見られることもあります。もちろん、そのような視線を気にせず相談できる方もいますが、「見られたくないから相談に行けない」という方もいます。

解決策:学校によって対応策があるので、確認しよう

多くの学校では、相談室直通の電話が設置されています。
電話であれば、学校に入校する際のチェックが不要なので、他の職員に知られる可能性は減ります。
コロナ禍以降、オンラインカウンセリングやメールでのカウンセリングもできる学校も増えました。

また、職員玄関から入校するのではなく、相談室へ直接入ることのできる学校も多くあります。

学校によっていろいろ工夫をしている場合があります。
「相談室だより」などの配布物に書かれていますので、確認してみましょう。

もし、配布物がない場合は、担任に聞きにくい場合は養護教諭や信頼できる管理職に確認できます。
どうしても抵抗がある場合は、スクールカウンセラーにこだわらず外部の相談機関を利用しましょう。

意味ない理由5:子どもが相談に行きたがらない

保護者は相談したいと思っているのに、お子さん本人が嫌がるケースもあります。

要因:学校という場所自体が怖い

不登校のお子さんにとって、学校という場所そのものが怖い存在になっていることがあります。

「同級生に見られるかも」「先生に会いたくない」という不安から、学校内の相談室に行くことを拒否する場合があります。

また学校に行けていない自分が、カウンセラーに何を言われるか不安に感じることもあります。「学校に行きなさいと言われるのでは」と心配しているのです。

無理に連れて行こうとすると、お子さんとの関係が悪化したり、カウンセリングそのものに拒否感を持ってしまう可能性があります。

お子さんが嫌がる時には無理をさせない

お子さんを無理に連れて行こうとすることは逆効果です。家族の信頼関係が損なわれ、回復がさらに遅れる可能性があります。
また、そのような状況でお子さんが相談に来たとしても、効果的なカウンセリングにならないことがほとんどです。むしろ、お子さんではなく保護者の方が相談された方が役立ちます。

解決策:保護者だけの相談でも効果がある

お子さんが相談に行きたがらなくても、まずは保護者の方だけで相談に来てください。


保護者だけの相談が有効な理由

  1. 保護者の関わり方を改善することで、子どもの状態が良くなることが多い
  2. 保護者の不安やストレスが軽減されると、子どもに良い影響がある
  3. カウンセラーは保護者からの情報でアドバイスができる
  4. 子どもが安心できる環境を整えることが優先

不登校の改善には、お子さん本人へのアプローチだけでなく、保護者の関わり方や家庭環境を整えることも重要です。

保護者が適切な対応方法を学ぶことで、お子さんの状態が改善することも多くあります。また保護者自身の不安やストレスが軽減されることで、お子さんに良い影響を与えることができます。

カウンセラーは、お子さんに直接会わなくても、保護者からの情報をもとにアドバイスをすることができます。まずは保護者だけでも相談してみてください。

お子さんが「話してみようかな」と思えるタイミングが来たら、その時に本人の相談を始めればよいのです。焦らず、お子さんのペースを大切にしましょう。


公認心理師だから伝えられる:「できること」と「できないこと」

ここからは公認心理師の視点で、スクールカウンセラーができることとできないことを整理します。

スクールカウンセラーができること

スクールカウンセラーは臨床心理士や公認心理師などの資格を持つ心理の専門家です。次のような支援ができます。


スクールカウンセラーの主な役割

✓ お子さんや保護者の話を聞き、心理的な負担を軽減する

✓ お子さんの心理状態をアセスメント(評価)する

✓ 教職員へのコンサルテーション(助言)を行う

✓ 学校での配慮について情報を共有する

✓ 軽症のケースでは定期的な面談で不安を軽減する


お子さんや保護者の話を聞き、心理的な負担を軽減します。不安やストレスで混乱している状態を整理し、落ち着いて考えられるようサポートします。

お子さんの心理状態をアセスメント(評価)し、どのような特性や困りごとがあるか専門的な視点で見立てます。この情報を教職員と共有することで、学校での配慮につなげます。

担任の先生など教職員へのコンサルテーション(助言)も重要な役割です。お子さんへの接し方や保護者との連携方法について、心理学的な観点からアドバイスします。

軽症のケースでは、定期的な面談を通じて不安の軽減や自己理解を深める支援ができます。学校生活での小さな困りごとであれば、スクールカウンセラーの支援で改善することもあります。

スクールカウンセラーができないこと

スクールカウンセラーには明確な限界があります。

スクールカウンセラーにできないこと

  • 医療行為(診断や検査、薬の処方)
  • 学校の制度や規則を変えること
  • 緊急時の対応や夜間・休日の相談
  • 重症ケースへの継続的な治療

まず医療行為はできません。診断や投薬が必要な場合は、必ず医療機関を受診してください。発達障害やうつ病、不安障害などの診断はスクールカウンセラーにはできません。

学校の制度や規則を変える権限もありません。出席扱いの判断、進級・卒業の基準、クラス編成などは学校や教育委員会の決定事項です。

家庭訪問や長時間の個別対応も基本的には業務範囲外です。緊急時の対応や、夜間・休日の相談には対応できません。

重症のケースや、医療的介入が必要な状態では、スクールカウンセラーだけでは不十分です。継続的で専門的な治療やカウンセリングが必要になります。

「学校内」という場所の制約

スクールカウンセラーは学校の開いている時間しか相談できません。保護者が仕事をしている平日の日中が基本になるため、相談のハードルが高くなります。

また学校という場所で相談すること自体に、心理的な抵抗を感じる保護者も多くいます。「学校に問題がある」と感じているケースでは、学校内での相談は難しいでしょう。

相談内容についても、学校の体制や教職員への不満は話しにくい雰囲気があります。中立的な立場とはいえ、学校配置という性質上、完全に自由な相談は難しいのです。


学校だけでは解決が難しいと感じたら、次にできること

スクールカウンセラーで「意味ない」と感じたなら、次のステップを考える時期かもしれません。

医療機関(児童精神科・小児科)

お子さんが、「学校に行きたくない」といった時には、まずはかかりつけの小児科を受診しましょう。
お子さんが体調不良を訴えた時に、その訴えを聞いて病院受診をすることはとても大事です。

お子さんが「おなかがいたい」などと訴えている時に「どうせ仮病でしょ」と病院受診をさせない保護者の方がいます。
しかし、お子さんにとっては「信じてもらえない」「わかってくれない」と家族への不信感につながります。


医療機関を受診すべきケース

  • 身体症状(頭痛、腹痛、吐き気など)が続く場合
  • 気分の落ち込みが激しい場合
  • 睡眠や食事に大きな変化がある場合
  • 発達の特性が疑われる場合
  • 自傷行為や希死念慮がある場合

民間のカウンセリングサービス

体調不良を訴えていない場合、あるいは体調不良を訴えていても病院受診を拒む場合などは、カウンセリングを利用するのをおすすめします。

スクールカウンセリング同様にお子さんがカウンセリングに参加する必要はありません。

まずは保護者の方が状況を説明し、今後について一緒に考えましょう。


民間カウンセリングサービスの特徴

✓ 予約の時間帯や頻度を選びやすい

✓ 同じカウンセラーと継続的に関係を築ける

✓ オンラインで全国どこからでも相談可能

✓ 夜間や週末も対応している場合が多い

✓ 不登校に特化したカウンセラーを選べる


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外部相談先を選ぶときに確認したいこと

学校外の相談先を探すとき、次のポイントを確認してください。


相談先選びのチェックリスト

□ 資格や専門性:公認心理師や臨床心理士などの資格を持っているか

□ 専門分野:不登校や子どもの問題を専門にしているか

□ 相談の形式:対面かオンラインか、個別相談か家族相談か

□ 料金と頻度:1回あたりの料金、継続的に通える金額か

□ 守秘義務:相談内容がどこまで守られるか

□ 実績や口コミ:実際に利用した人の声、支援経験があるか


占いは意味がない

占いなどに相談する方もいらっしゃいますが、エビデンス(根拠)のある病院受診かカウンセリングにしましょう。


スクールカウンセラーと外部専門家を並行して活用する

外部の専門家に相談することは、スクールカウンセラーや学校を否定することではありません。


役割分担の考え方

スクールカウンセラー外部の専門家学校での様子を共有してもらう家庭での対応を一緒に考える先生との連携をサポート医療的な判断が必要か見立てる学校内での配慮を調整継続的な心理サポートを受ける

スクールカウンセラーには「学校での様子を共有してもらう」「先生との連携をサポートしてもらう」役割を担ってもらいます。

外部の専門家には「家庭での対応を一緒に考える」「医療的な判断が必要か見立ててもらう」「継続的な心理サポートを受ける」役割を担ってもらいます。

それぞれの強みを活かして連携することで、お子さんにとって最適な支援体制を作ることができます。外部の専門家に相談していることを学校に伝えることで、より協力的な関係を築けるケースも多くあります。


よくある質問

Q
スクールカウンセラーとの相談内容は学校に伝わりますか?

A

基本的には守秘義務があり、相談内容が無断で学校に伝わることはありません。
ただしお子さんの生命や安全に関わる情報については、学校と共有する必要があります。
相談の最初に、どのような情報をどこまで共有するか確認することをおすすめします。

Q
スクールカウンセラーへの相談を中断しても大丈夫ですか?

A

もちろん大丈夫です。相談を続けるかどうかは、保護者とお子さんが決めることです。

スクールカウンセラー以外の相談先を見つけた場合や、今は相談の必要を感じない場合は、無理に続ける必要はありません。

Q
民間のカウンセリングとスクールカウンセラーの違いは何ですか?

A

最も大きな違いは、相談の柔軟性と継続性です。
民間カウンセリングは予約の時間帯や頻度を選びやすく、同じカウンセラーと継続的に関係を築けます。一方スクールカウンセラーは無料で学校(身近な場所)で相談できる利点があります。
不登校の相談はどこ?5種類の相談機関のメリットとデメリット

Q
不登校で医療機関を受診する目安は何ですか?

A

まず、学校を休む理由などで身体症状(頭痛、腹痛、吐き気など)を訴えている場合、かかりつけの小児科を受診しましょう。
【医師監修】不登校の子どもは病院に行くべき?

Q
子どもが相談を嫌がる場合はどうすればいいですか?

A

まずは保護者だけでも相談を始めてください。
お子さん自身が相談を望んでいなくても、保護者が適切な関わり方を学ぶことで状況が改善することもあります。



まとめ

この記事では、スクールカウンセラーが意味ないと言われる5つの理由とその対応法について紹介しました。

スクールカウンセラーは「意味ない」と言われる5つの理由

  • 相談したいときに相談できない
  • 話を聞かれるだけで具体的なアドバイスがない場合がある
  • アドバイスが的外れな場合がある
  • 担任などに相談内容が筒抜けなのか心配で相談できない
  • 子どもが学校内の相談室に行くのを拒否している

一番重要なことは、「一般的に意味があるか、意味がないか」ではなく「あなたにとって意味があるか、意味がないか」です。

今後も、あなたのお悩み解消に参考になる情報発信をしていきます。

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