お子さんの家庭学習に「すらら」を検討しているご家庭も多いでしょう。
でも、調べれば調べるほどわからないことが増えていきますよね。
「本当にうちの子に合うの?」
「費用が高いって聞くけど、大丈夫?」
「家で一人で勉強して、さみしくないかしら…」
そんな風に、様々な不安が頭をよぎりますよね。
私自身、息子が不登校になった経験があり、スクールカウンセラーとして20年以上、多くの子どもたちと接してきました。
その経験から、保護者の方々が抱える不安や疑問を痛いほど理解しています。
また、すららの担当者の方にも直接質問をして、いろいろ聞いてきました。
この記事では、そんな保護者の方々のために、オンライン教材の「すらら」について、デメリットや注意点も包み隠さずお伝えします。
費用面、教材の合う合わない、孤独感…。
これらの不安を解消して、お子さんに合った学習方法を見つけましょう。
すらら公式サイトはこちら→https://surala.jp/
不登校のお子さんにとってのすららのメリットとデメリット
「すらら」は、不登校のお子さんを持つ保護者にとって魅力的な学習ツールです.
メリットだけでなくデメリットも存在します。
ここでは、不登校のお子さんにとってのメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。
すららのデメリットとその理由
オンライン教材の中では費用が高め
他のオンライン教材と比較すると、すららの費用は高額です。
主なオンライン教材との比較
すららの月額費用は8,800円からですが、
「スタディサプリ」は月額1,815円~、
「小学コース」は月額3,278円~
となっています。
【参考情報】
【公式】スタディサプリ小学講座
【公式】スマイルゼミ|タブレットで学ぶ通信教育 小学コース
費用が高い2つの理由
高い理由1:無学年式だから
通信教材には、大きく分けると①学年式と②無学年式があります。
①の学年式の場合は、例えば「中学2年生の9月号」といったように、学年にあった教材が届きます。
一方で、すららのような無学年式は、中学2年生の9月であっても、中学1年生のわからないことをさかのぼってじっくりと学んだり、中学3年生の難しい内容に触れることができます。
学べる範囲が広がるため、学年式と比べると料金が高めになります。
つまづいたところまでさかのぼって学びなおしたり、どんどん先に進むことができます。
極端に言ってしまえば、1年間頑張ることで、小学5年から学びなおして高校レベルまで一気に進めることもできます。
すらら公式サイトはこちら→https://surala.jp/
高い理由2:お子さんの学習を見守り、保護者をサポートするコーチがつくから
オンライン教材では、解説動画を見て問題を解くという形式が一般的です。
その上で、質問などがあればAIチャットで問い合わせることができる場合もあります。
すららの場合は、すららコーチが保護者につきます。
お子さんにではなく、保護者につくのがポイントです。
お子さんが取り組んだ内容にだけ、コーチが関わるのではありません。
お子さんに合った学習設計の提案や進度管理はもちろん、保護者へ普段からの学習の見守り方や声掛けなどについてもサポートしてくれます。
AIが答えるのではなく、現役の学習塾講師など経験豊富はすららコーチがオーダーメイドでサポートします。
そのため、どうしても料金は割高になってしまいます。
一方で、オンライン塾やオンライン家庭教師に比べれば安いので、オンライン教材としては高いですが、料金設定としてはとても良心的だと思います。
教材が合わない場合がある
すららの教材は、ゲーム要素が豊富で、視覚的に学ぶのが得意な子には向いています。
一方で、次のような子には向いていません。
- 計画的に学習を進めるのが苦手な子
- 先生との対話を通して学びたい子
- 応用問題に挑戦したい子
実際に、すららのスタッフさんにお話を伺った時に、スタッフさんは以下のように答えていました。
私たちも、問い合わせの中で、他の教材の方が適切だと判断した場合は、他社さんをおすすめしています
そのため、「うちの子に向いているかな?」と迷われた方は、無料で資料請求をされた上で、気軽に質問することをおすすめします。
上記のように学習を開始する前に必ずヒアリングがあります。
聞かれることに答えるだけではなく、こちらからも遠慮なくヒアリングしましょう!
「問い合わせをしたら無理やりにでも契約させられるのでは?」という心配はいりませんので、安心ですね。
すらら公式サイトはこちら→https://surala.jp/
孤独を感じやすい
オンライン学習は、家庭で一人で勉強をしているため、学校や塾での勉強に比べると孤独感を感じやすいのは間違いありません。
勉強をしながら「自分は何でこんなことをしているのだろう」「くだらない」「みんな楽しく遊んでるはずなのに」などと考えることがあるでしょう。
場合によっては、そのまま勉強のモチベーションが下がってしまうお子さんもいます。
対応策として、すららにはコミュニティ機能があり、他の仲間と交流することができます。
また、すららコーチに質問したり相談したりすることも可能です。
- オンライン上で一緒に勉強する仲間の存在
- すららコーチが学習の進み方をしっかりと見守ってくれる
そのため、孤独を感じることも少なく、もし孤独感に襲われても立ち直りが早いです。
保護者の方のサポートも重要です。
お子さんの学習状況を把握し、励ましたり、一緒に学習したりすることで、孤独感を軽減することができます。
メリットもたくさんある!
- 自分のペースで学習できる: 学校のように周りのペースに合わせる必要がなく、自分の理解度に合わせて進められます。
- ゲーム感覚で楽しく学べる: キャラクターが登場するなど、ゲーム要素が豊富で、飽きずに学習を続けられます。
- 基礎学力の定着に強い: 丁寧に解説された動画教材やドリルで、基礎からしっかりと学べます。
- いつでもどこでも学習できる: インターネット環境があれば、自宅だけでなく外出先でも学習可能です。
- 担任制による手厚いサポート: 専任の先生が学習計画の作成や相談に応じてくれます。
これらのメリットについては、別の記事で詳しく解説しています。
▶ 【安心】すららのメリットを完全解説!独自取材の体験談も紹介
デメリットを理解した上で、すららを選ぶべきケース
ここまで、すららのデメリットについて具体的に紹介してきました。
もちろん良い部分だけではなく、注意点もあります。
それぞれのデメリットも理由がわかれば怖くありません。
では、どのようなお子さんにすららが向いているのかをチェックリストとしてまとめました。
- 将来のことを考えたら、ある程度の出費は仕方ない
- お子さんはマイペースで学習を進めたい
- お子さんはゲーム感覚で楽しく勉強する方が向いている
- 基礎学力をしっかり身につけたい
- 得意科目はドンドン先に進めたい
- 学校の授業についていけない
- お子さんは集団学習が苦手な方である
- 決まっている時間に勉強するのが難しい
- 勉強に対して苦手意識がある
- 褒められて伸びるタイプ
10個のうち、7個以上に当てはまれば、すららをおすすめします!!
どんな子に向いていない?
すららの継続率は89.1%ととても高いのです。一方で、10.9%の方が継続できていないことも確かです。
対面サポートがないと勉強できない子
すららに限らず、オンライン教材はどうしてもパソコンやタブレットなどの端末を利用して勉強をします。
常に手をあげて質問をしたり、困っている時に自分から聞けない子もいます。
先生などから声をかけられるのを待っていることが多い場合、先に進むのが難しくなるかもしれません。
対応策としては、適応指導教室や別室登校などを利用して先生に教えてもらうのがベストです。
すららを利用する場合は、最初の間は保護者がそばについて徐々に本人に任せていくことが重要です。
その上で、すららコーチに相談をしながら進めていきましょう。
テレビゲームなどが苦手な子
すららはゲーム感覚で勉強しやすい工夫をしていますが、子どもだからといってゲームが好きとは限りません。
「勉強は勉強としてやりたい」と考えることもいますし、中学生頃になるとアニメキャラクターを「子どもっぽい」と思ってしまうかもしれません。
対応策としては、お子さんが「すららの子どもっぽいさ」に否定的な場合は、お子さんの大人びたところを利用しましょう。
例えば、「確かに子どもっぽいよね。あなたにふさわしい勉強法はどんな感じ?」などと聞いてみるといいでしょう。
すららを利用する場合は「確かに子どもっぽくて、しっかりしているあなたには物足りないかもしれないけれど、それだけしっかりしているあなたなら、使いにくいかもしれないけど上手にできるのでは?」などと、伝えてみてはいかがでしょか。
お子さんのことを信頼していることが伝わり、お子さんの自己肯定感アップにもつながります。
集団での学習がしたい子
一人だと勉強に取り組めない場合もあります。
すららは家庭でのオンライン学習なのでどうしても一人で勉強をせざるを得ません。
対応策としては、フリースクールや適応指導教室、あるいは学校の別室登校などを利用して、そこですららを取り組むこともできるでしょう。
教科書通りに進まないと気がすまない子
すららは、あえて教科書の流れをばらして、子どもが理解しやすい流れで組み立てています。
そのため、教科書の内容をやることにこだわってしまう子などには、戸惑うでしょう。
対応策としては、すららにこだわらず教科書に準拠したドリルを取り組んだり、学校からプリントを受け取って取り組むのがいいでしょう。
お金のことを気にしすぎる子
不登校のお子さんの中には、自己肯定感が低く、学校に行けない自分に対して後ろめたさを持っている場合があります。
その後ろめたさが強すぎると、「自分にお金をかけなくていい」「親に負担をかけている」と過度に気にしすぎることがあります。
対応策としては、学校からプリントをもらってくることもできるでしょう。
すららを利用する場合は、「高いのだからちゃんとやりなさい」などのプレッシャーは避けた方が良いでしょう。
本人から「いくらかかるの?」「そんなもったいない」などと声をかけてくる場合もあります。
その時は、
「あなたが勉強して素敵な大人になってくれればいいよ」
などと、将来について伝える。
あるいは
「3か月頑張ろう!三か月やってみて、その後を考えよう。今はとりあえず、自分のことだけ考えればいいよ」
などと、期間を区切ることも効果的です。
すららは、専用端末を購入する必要がなく、いつでも解約ができます。
すららが向いているのはどんな子?
すららのデメリットを理解した上で、以下のようなお子さんには、すららが向いています。
自分のペースで学習を進めたいお子さん
すららは、無学年方式なので、自分のレベルやペースに合わせて学習を進めることができます。
ゲーム感覚で楽しく学習したいお子さん
すららは、ゲーム要素を取り入れた教材で、飽きずに楽しく学習することができます。
ゲームに夢中になるお子さんに「ダメ」と禁止ばかりでは、お子さんも反発してしまうでしょう。
そこで、「これもゲームと同じだからやってごらんよ」と声かけてみると、お子さんの反応も違ってくるはずです。
基礎学力の定着を重視したいお子さん
すららは、基礎学力を着実に身につけるための教材が充実しています。
不登校のお子さんの中には、学校のような集団学習が苦手な子もいます。そのようなお子さんにとって、すららは、安心して学習できる環境を提供してくれるかもしれません。
専門家としてのアドバイスとまとめ
オンライン教材「すらら」には、メリットだけでなくデメリットも存在します。
費用面、教材の合う合わない、孤独感など、保護者の方々が気になる点も多いでしょう。
しかし、これらのデメリットは、正しい理解と対策によって、十分に克服できるものです。
重要なのは、お子さんの学習状況や性格、ご家庭の状況などを総合的に考慮し、すららが本当に合っているのかどうかを慎重に見極めることです。
もし、すららについて少しでも不安や疑問があれば、無料体験や資料請求を利用して、実際に試してみることをおすすめします。
家庭学習ができようになれば、お子さんも自己肯定感も上がってきますし、再登校する際にも「勉強の不安」が軽減されます。
やるかやらないか迷っていては時間だけが過ぎてしまいます。
「一度試してうまくいけばそのまま、合わない場合は次のステップに進めばいい」そのくらいの軽い気持ちで無料体験をお試しください!
すらら公式サイトはこちら→https://surala.jp/