「仕事を続けるべきか、それとも辞めるべきか…」
お子さんが不登校になったとき、多くの親御さんが直面する悩みです。特に小学校低学年のお子さんの場合、一人で留守番をさせるのは難しく、仕事と家庭のバランスに悩む方は少なくありません。
「子どものそばにいてあげたい」「でも、経済的な不安もある」――
その葛藤の中で、仕事を続ける選択肢を模索する保護者も多いでしょう。
あまり知られていませんが、実は多くの不登校の場合が介護休暇を取得することができます。
本記事では、仕事を続けながら不登校の子どもを支える方法、利用できる制度、仕事を辞める前に考えるべきポイントについて詳しく解説します。
仕事と家庭のバランスをどう取るべきか、冷静に判断するための情報をお届けします。
あなたとお子さんが安心して過ごせる環境を一緒に考えていきましょう。
中学生の不登校についてはこちらの記事にまとめています!
▶ 中学生の不登校|知っておくべき原因・対応・進路のすべて【心理師解説】
不登校の子どもを支える親の仕事と生活の両立
子どもが不登校になると、親の生活や仕事に大きな影響を及ぼします。
特に小学校低学年など幼いお子さんの場合、昼間に一人で過ごさせることは危険です。
共働き家庭やひとり親家庭で仕事のためとはいえ、昼間子供だけで過ごすことはできません。
誰かが仕事を休み、お子さんの面倒を見なければなりません。
その結果、仕事を続けられず退職するケースも少なくありません。
親として子どもへの対応を考える
子どもが安心して過ごせる環境を整えることが最優先ですが、仕事を続けながらどのように対応するかを考える必要があります。短期的な対応だけでなく、長期的な視点を持って選択肢を検討しましょう。
介護休暇と介護休業制度の仕組みと取得方法
短期間の休みなら介護休暇
介護休暇は、年間5日(対象家族が2人以上なら10日)取得できる制度です。1日単位または時間単位での取得が可能で、不登校の子どもの対応が必要なときに柔軟に利用できます。
しっかり休むなら介護休業
介護休業は、最大93日間(3か月)取得できる制度ですが、原則として要介護状態の家族が対象です。不登校の子どもに対して取得するには、医師の診断書が必要であり、精神疾患や発達障害と診断されるケースが多いことを理解しておく必要があります。また、企業の対応によっては取得が難しい場合があるため、事前に職場と相談することが重要です。
不登校の子どもを支えるために仕事を辞めようと考えたらやること
仕事を辞める前に知るべき制度と選択肢
離職を考える前に、短時間勤務制度、フレックスタイム制、テレワークなどの選択肢を確認しましょう。また、自治体によっては不登校支援のための助成金や相談窓口があるため、活用できるか調べることも重要です。
学校との連携と専門家への相談の必要性
学校のスクールカウンセラーや教育委員会のサポートを受けることで、家庭だけでの負担を軽減できます。また、専門的なカウンセリングを受けることで、子どもの心理的な負担を減らす手助けになります。
家庭と仕事のバランスを見直す判断ポイント
仕事を続けるかどうかを判断する際には、家庭の経済状況や子どもの状況を総合的に考えましょう。また、親自身の心身の負担を軽減するためのサポート体制も重要です。
必要な手続きと診断書提出の方法
介護休業を取得するためには、精神科や小児科での診断を受け、医師の診断書を発行してもらう必要があります。また、企業が休業を認めない場合もあるため、労働基準監督署や社会保険労務士などの専門機関へ相談することも考慮しましょう。
介護休業中にやるべきこと
状況を正しく把握する
子どもが不登校になった理由や、現在の心理状態を正確に理解することが重要です。
専門家の助言を受けながら、冷静に状況を把握しましょう。
方向性と見通しを立てる
介護休業中の3か月間を有効に活用し、子どもが安心して生活できる環境を整えることが大切です。
ただし、3か月の間に完全な解決を目指すのではなく、長期的な視点でサポートを続けることが重要です。
ブリーフセラピーや認知行動療法などのカウンセリングを活用し、具体的なステップを踏んで回復を目指しましょう。

介護休業中(最大3か月)で、不登校の問題がすべて解決することは難しいでしょう。
この期間を有効に使って、休業明けの体制を作ることが大切です。
子どもの不登校で介護休業を利用する際のQ&A
介護休業制度を利用する際のよくある疑問にお答えします。
- 職場に知られたくない → 人事担当者と相談し、プライバシーを守る形で申請可能。
- 利用したいが職場が認めてくれない → 労働基準監督署や自治体の窓口へ相談。
- 収入が減ってしまう → 介護休業給付金(給与の67%支給)を活用。
- 介護休暇だけで解決できるか不安 → 長期的な対応を前提に準備を。
自分と家族のために正しい情報収集と冷静な判断を
子どもの不登校は親の生活に影響を与えますが、制度を活用しながら適切に対応することで、無理なく支えることが可能です。必要な情報を集め、家族にとって最善の選択をしましょう。