- 中学生が不登校になった場合に何をさせればいいかがわかる
- G(学力)の向上のために、生活場面でどのようなことができるかがわかる
- T(体力)の向上のために、生活場面でどのようなことができるかがわかる
- N(人間関係)の向上のために、生活場面でどのようなことができるかがわかる
子どもが中学生で不登校なのだけれど、何をさせればいいのかしら?
平日の昼間は家族が仕事でいないし、ずっとゲームばかりさせているのは良くないだろうけれど、何ができるのだろう?
このようなお悩みが非常に多いですね。たくさんの相談に乗って、解決してきた経験から重要な視点を紹介します。
不登校の中学生に何をさせる?
お子さんが不登校の場合に、最終的なゴールは「自立した大人になる」ことです。
言い換えれば「保護者が安心して子離れできる」ことが大事です。
そのためには私はGTN(学力・体力・人間関係)の3つの軸を持って考えましょう。
子どもが自立した大人になるためには、障害の有無や経済状況など関係なく、”その人にふさわしい”学力・体力・人間関係を身につけることが必要です。
身につける学力・体力・人間関係は個人によって異なります。
例えば、全員が大谷翔平選手のような体力作りを目指す必要はありません。
学習についても文系や理系といった進路などでも変わってくるでしょう。
言葉についても複数の外国語を上手に話せるレベルを目指す必要があるのか、ツールを使って翻訳が出来れば充分なのか、手話を覚えた方がいいのか、など。
目指すところが変わってくるはずです。
人間関係についても、苦手なら苦手なりに身につけることがあります。
中学生になると、自分の将来について真剣に考える時期です。
学校とは、GTNを平等にそしてさまざまな方法で習得できる場所なのです。
不登校の場合、学校でGTNを身につけることができないため、学校以外でGTNを身につける必要があります。
このように考えてくると、中学生が不登校になった際に、何をやるべきかが見えてきます。
お子さんによって事情が違うため、それぞれにあったサポートが必要になります。
G=学力
一つ目は学力です。学力と言っても、学校で教えられる5教科(国語・英語・数学・理科・社会)だけではありません。
自立するために必要な学習です。
お子さんによって、どのように学習を導入できるかは異なります。
焦らずに、タイミングと本人の興味関心などを観察して、試行錯誤をしていきましょう。
教科学習
学力について、一番わかりやすいものが、国語・算数・理科・社会・英語といった教科学習でしょう。
教科学習を進める際には、大きく2つの方向があります。
過学年の復習
- 小学生のころから不登校で勉強が全くわからない
- ずっと不登校だったので何を勉強すればよいかわからない
- 勉強がわからないから学校に行くのがイヤになって休み始めた
不登校が長引くと勉強につまづくことが多くあります。
不登校のきっかけが、担任やクラスメイトとうまくいかないことが理由の場合、新学年になり担任が変わったりクラス替えがあると学校に行けるようになることもあります。
勉強が遅れてしまうと、今度は授業について行けず学校に行く気が起きなくなってしまいます。
ゆっくり勉強したいお子さんには、学校の勉強が早すぎてわからない場合もあります。
現在の勉強について行けない状況のお子さんは、宿題や受験勉強などを考えても、やる気が起きません。
自信を無くしていくだけです。そのため、学年をさかのぼって復習していきましょう。
教科書を使って復習する
無料でできるやり方は、小学一年生の国語と算数の教科書から保護者も一緒にやり直すことです。
ハードルが低いですし、どのあたりでつまづいたかがわかります。
全教科やる必要はありません。
苦手な教科だけをやるか、得意な教科からはじめて勉強への抵抗を軽減することもできます。
オンライン教材を使って復習する
オンライン教材の中には、無学年式で中学生であっても小学校からやり直すことができます。
例えば、すららの場合は、小学5年生からやり直すことができ、コーチがつくので保護者がつきっきりで対応する必要はありません。
ずっとそばで監視していなくても、オンライン教材はログインの記録が残るのでお子さんがどのくらい進んでいるかわかります。
オンライン教材は、夜中に利用することも可能なのも大きなメリット。
昼夜逆転の生活をしていたり、起立性調節障害などで朝起きることが難しい場合でも、自由にできます。
すららの場合は、専用の端末が必要なくパソコンでできるのも便利。
パソコンでのゲームや動画にはまっているお子さんにもそのパソコンを使って勉強ができます。
さらにゲーミフィケーションと言ってゲームのように興味関心が尽きない工夫がされているので、お子さんが勉強をするハードルが非常に低くなります。
宿題
- 受験についてはまだ考えることができない
- 不登校になってすぐなので学校の授業の様子はある程度分かっている
- 不登校から再登校に向けて取り組みを開始している
勉強ができることで自信がつきます。
得意教科・不得意教科などがはっきりすることで進路を考えたり、
「明日の一時間目に得意な英語があるから行ってみよう」
などと登校するタイミングを考える参考になります。
受験勉強
- 教室に入ることが難しいだけで、勉強は十分わかっている
- 勉強ができて授業が簡単すぎてつまらないから、学校に行きたくない
中高一貫校に所属していたり、高校受験の勉強をする必要がない場合、
何か中学生でも取得できる資格や、英語検定・漢字検定等の試験勉強もいいでしょう。
学力の基本は、読み・書き・計算
教科学習が難しい場合には、読み・書き・計算などを生活に取り入れることをおすすめします。
例えば、以下のようなことも勉強にすることができます。
・図書館に行って小説や趣味に関する本を借りて読む、
・クロスワードパズルなどで遊ぶ
・(500円や1000円などと)予算を決めて買い出しに行くなど
勉強は、机に向かって集中してやることだけではありません。
日常生活の中にも勉強できる機会はたくさんあります。
テレビのクイズ番組を一緒に見たり、ゲームが好きなら一緒に勉強にもなるゲームをやるのもいいですね。
例えば、最近では桃太郎電鉄やマインドクラフトというゲームソフトが学校の教材として採用されています。
自分でゲームを作りながらプログラミングの原理を覚えられるソフトなどもあります。
「子どもがゲームばかりやるからやめさせなければ」とばかり考えるのではなく
「ゲームが大好きなことをどうやったら活かせるか」と発想を変えてみることも大事です。
T=体力
睡眠:理想は8~10時間
充分な睡眠は、次のようなさまざまな良い効果があります。
もし夜遅くまで起きていた場合は、朝早くに無理やり起こすのではなく、しっかり睡眠時間を確保しましょう。
また、朝起きられない場合は起立性調節障害の可能性もあります。
病院に受診するなど専門家に相談することをおすすめします。
1. 脳の成長と記憶の定着
睡眠中は、脳がその日に学んだことを整理し、記憶を定着させていることが分かっています。
十分な睡眠時間を確保することで、学校の授業内容やテスト勉強の成果が上がりやすくなります。
例えば、テスト勉強で暗記した英単語や歴史の年表は、睡眠中に脳内を整理され、長期記憶として定着しやすくなります。
十分な睡眠時間を確保することで、一夜漬けよりも効率的に学習することができます。
2. 体の成長と体力向上
睡眠中には、成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは、骨や筋肉を成長させたり、体脂肪を減らしたりする効果があります。
また、睡眠不足は疲労物質が蓄積し、体力低下や運動能力の低下を招きます。
例えば、部活動で試合がある前日などは、特に質の高い睡眠をとることが重要です。
十分な睡眠をとることで、集中力や持久力が向上し、ベストパフォーマンスを発揮しやすくなります。
3. 心の健康と情緒の安定
睡眠不足は、イライラや不安、集中力の低下など、様々な精神的な問題を引き起こす可能性があります。
十分な睡眠をとることで、ストレスを解消し、情緒を安定させることができます。
例えば、受験勉強でプレッシャーを感じている時などは、睡眠不足によってさらに不安が高まってしまうことがあります。
十分な睡眠をとることで、ストレスを軽減し、集中して勉強に取り組むことができます。
4. 生活習慣の改善と規則正しい生活
毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きることで、体内時計が整い、生活習慣が改善されます。
生活習慣が改善されることで、集中力や学習意欲が向上し、様々な面で良い結果につながります。
もし、早起きが苦手な場合は、無理に早起きさせる必要はありません。
「その代わり、起きたら2時間はゲームをせずに勉強や運動など他のことをして」
などと、条件を付けると素直に実行できるお子さんも多いです。
具体的な睡眠時間の目安
中学生の推奨睡眠時間は、8~10時間と言われています。
しかし、個人差があるので、自分の体調に合わせて調整することが大切です。
毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる
寝る前のスマホやパソコンの使用を控える
寝室を暗く、静か、涼しくする
寝る前にカフェインを控える
適度な運動をする
昼夜逆転している場合は、朝に無理やり起こすのではなく、
しっかりと睡眠時間を確保してから昼頃に声をかけて起こす方が良い場合もあります。
決まった時間に寝るように声をかけることも有効でしょう。
エナジードリンクやコーヒーお茶などカフェインを含んだ飲み物を夜に子どもが飲んでいるのであれば、ノンカフェインの飲み物を準備してあげることもいいですね。
家族が夜遅くまでパソコンやスマホを見ていれば子供が同じことをしても強く言うことはできません。
保護者から率先して、夜にスマホを使うのをやめることで子どもに注意しやすくなります。
運動:適度に体を動かす
1. 体力向上と健康的な体づくり
運動は、心肺機能や筋力、持久力などを向上させ、健康的な体づくりに役立ちます。
また、肥満や生活習慣病などの予防にも効果的です。
例えば、毎日30分以上、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行うことで、
心肺機能や持久力が向上し、疲れにくくなります。
筋力トレーニングを行うことで、筋肉量が増え、基礎代謝が上がり、ダイエット効果も期待できます。
2. 脳の活性化と学力向上
運動は、脳の血流を促進し、神経細胞の成長を促す効果があります。
そのため、集中力や記憶力、思考力などの脳機能を活性化させ、学力向上に役立ちます。
例えば、勉強の合間に適度に体を動かすことで、脳がリフレッシュされ、集中力が持続しやすくなります。
また、運動習慣のある生徒は、運動習慣のない生徒に比べて、学力テストの成績が良いという研究結果もあります。
3. ストレス解消と心の安定
運動は、ストレスホルモンを減らし、幸福感をもたらすホルモンの分泌を促進する効果があります。
そのため、ストレス解消や心の安定に役立ちます。
例えば、部活動や習い事を通して体を動かすことで、日頃のストレスを発散することができます。
また、運動中に分泌されるエンドルフィンには、気分を落ち着かせ、リラックス効果をもたらす作用があります。
4. 生活習慣の改善と規則正しい生活
運動習慣は、生活習慣を改善し、規則正しい生活を送るための助けとなります。
規則正しい生活習慣は、睡眠の質を高め、心身の健康維持に役立ちます。
例えば、毎朝ジョギングをすることで、自然と早起きする習慣がつき、規則正しい生活を送ることができるようになります。
また、運動習慣のある人は、そうでない人に比べて、朝食をしっかり食べるなどの健康的な生活習慣を持っているという研究結果もあります。
運動の頻度と時間
中学生は、1日30分以上、週に3~5回程度の運動が推奨されています。
ただし、体力や体調に合わせて、無理のない範囲で運動することが大切です。
食事:タンパク質・炭水化物・ビタミン・ミネラル
1. 脳の成長と学習
食事から摂取する栄養素は、脳のエネルギー源となり、記憶力や集中力、思考力などの脳機能を向上させるのに役立ちます。
脳は成長期である中学生にとって特に重要であり、適切な栄養摂取が学習効果を高めます。
2. 体の成長と体力向上
中学生は、身長や体重が大きく変化する時期です。
食事から必要な栄養素を摂取することで、骨や筋肉をしっかりと成長させ、体力向上にもつながります。
3. 生活習慣の改善と健康維持
バランスの良い食事を心がけることで、肥満や生活習慣病などの予防にも効果があります。
また、規則正しい食生活は、体内時計を整え、生活習慣の改善にもつながります。
4. その他
食事は、単に栄養を摂取するだけでなく、家族や友達と食卓を囲むことで、
コミュニケーションを図ったり、食文化を学んだりする機会にもなります。
平日は仕事で家族が不在の場合などに食事を自分で作らせることも有効です。
メニューを考え、買い出しをして、実際に調理をして食べる。
T:体力だけではなく、G:学力の面でもプラスです。
お店の人とやり取りをしたり、家族に食事を食べさせることができれば、次に紹介するN:人間関係の面でもプラスです。
不登校の時に自分で食事を作りはじめ、次第に家族の分も食事を作るようになり、
最終的には「料理を作って人を喜ばせたい」と、調理師になった子もいます。
このようなきっかけから、その子の将来が決まることもあるのです。
N=人間関係
3つ目は、人間関係です。人間関係とは心地よいことばかりではありません。
時にはケンカをしたり、意見が対立したり、苦手な人とある程度うまくやっていく必要があったりします。
幼いころは「みんな仲良く」「ウソをつかず正直に」と言われて生活をしています。
しかし、中学生ごろになると、信じていた人に裏切られたり、本音と建て前がわかってきたり、
お世辞や謙遜というウソを使い分けたりと、「みんな仲良く」「ウソをつかず正直に」だけではないことに気づいていきます。
その中で、誰も信じられなくなってしまったり、正直に言われることで傷ついてしまうこともあります。
大人になるためには、さまざまな人間関係にもまれて経験を積んでいくことが大事です。
親子関係
コミュニケーションを大切にする
思春期の子供たちは、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な場合があります。
親は、日常的な会話を通じて、子供の考えや悩みに耳を傾けることが大切です。
一方的に説教するのではなく、子供の意見を尊重し、対等な立場で話し合うことを心がけましょう。
適度な自由と責任を与える
中学生は、自立心が芽生える時期です。
部活動や学校行事などを通じて、子供の自主性を尊重し、適度な自由を与えましょう。
同時に、自由には責任が伴うことを教え、約束事を守ることの大切さを伝えることも重要です。
成長のペースを尊重する
子どもの成長のペースは一人ひとり異なります。
勉強や部活動などで、他の子と比較したり、過度なプレッシャーをかけたりするのは避けましょう。
子どもの個性を認め、長所を伸ばすことに重点を置くことが大切です。
不登校の克服についても人それぞれ違います。
すぐに再登校をする子もいれば、学校には戻らないと決める子もいます。
もちろん、「学校に戻らない」と決めておいて、しばらくするとやっぱり学校に通い始める子もいますし、その反対に再登校だけを考えていた子が学校以外に活動の場を広げることもあります。
見本となる行動を示す
親は、子どもにとって身近なモデルです。
親自身が、責任感、思いやり、正直さなどの大切な価値観を示すことで、子どもはそれを自然と学んでいきます。
親の言動が、子どもの人格形成に大きな影響を与えることを忘れないでください。
中学生との親子関係は、子どもの自立心を尊重しつつ、適切なサポートを提供することが重要です。
信頼関係を築き、子どもの成長を温かく見守ることが、親の大切な役割だと言えるでしょう。
家族の絆を大切にする
中学生は、友人関係に重きを置く傾向がありますが、家族の絆も大切にしてほしいものです。
一緒に食事をしたり、休日に出かけたりするなど、家族で過ごす時間を大切にしましょう。
家庭が子どもにとっての安心できる場所であることが重要です。
保護者のみなさんもお忙しいと思いますので、
「週に一回、金曜日の夜はみんな一緒にご飯を食べる」とか
「月に1回はみんなで出かけて外食する」
…などが出来ればいいですね。
【関連記事】
▶ 子どもが不登校になりやすい家庭の特徴はある? 家族カウンセラーが詳しく解説
▶ 不登校経験者110名から保護者へのメッセージ!子どもが不登校になった時に心掛けること
▶ 子どもの家庭内暴力:暴れる原因と改善策
友人関係
友人関係を築くことも大切です。
しかしながら、「友人がいなければいけない」わけではありません。
無理に誰かと仲良くなろうと指摘を使いすぎたり、友人がいないことをマイナスに受け止めることはありません。
保護者の中には、お子さんに対して「親友の一人ぐらいいてくれないと困る」「友達が少ない」などと心配されていることがあります。
もちろん、お子さんのことを心配されるのは当然ですし、友人に対するさまざまな考え方も保護者の自由です。
一方で、お子さんが友人関係をどう築いていくかも、お子さんの自由です。
保護者の価値観を押し付けたり、友人関係がうまくいかないお子さんに余計な口出しをしたり、
友人の少ないお子さんを否定的にとらえることは避けましょう。保護者のそのような態度が子どもの自信を無くし、友人関係のハードルを上げてしまい逆効果になります。
友人関係を広げる
- 興味のあることから始める
自分の好きなことや趣味に関連した活動に参加してみましょう。
例えば、スポーツクラブ、美術教室、音楽教室など、自分の興味に合った場所で新しい友人に出会えるかもしれません。
共通の興味を持つ人と知り合うことで、話題も見つけやすくなります。 - オンラインの場を活用する
今はオンラインでもつながれる時代です。
SNSや掲示板などを通じて、同じ趣味を持つ人と交流してみましょう。
ただし、個人情報の取り扱いには十分注意が必要です。
安全に配慮しながら、オンラインでの交流を広げていきましょう。 - 地域のイベントに参加する
地域の祭りやボランティア活動など、様々なイベントに参加してみるのも良いでしょう。
そこで出会った人たちと交流することで、新しい友人関係が生まれるかもしれません。
友人関係を深める
すでに知っている友人との関係を深めていくことができれるのが理想です。
あくまで理想なので、親友がいなくても別に構いません。
- 相手の話に耳を傾ける
友人との会話では、相手の話に耳を傾けることが大切です。
相手の意見を尊重し、共感を示すことで、信頼関係が深まります。
自分の意見を押し付けるのではなく、対等な立場で話し合うことを心がけましょう。 - 一緒に過ごす時間を大切にする
友人と一緒に過ごす時間を大切にしましょう。
勉強会を開いたり、休日に出かけたりするなど、共通の思い出を作ることで絆が深まります。
楽しい時間を共有することで、お互いをより理解し合えるようになります。 - 悩みを打ち明ける
友人関係が深まってきたら、自分の悩みを打ち明けてみるのも良いでしょう。
自分の弱い部分を見せることで、相手との信頼関係がさらに深まります。
ただし、相手の気持ちを考えて、徐々に打ち明けていくことが大切です。
できることを無理せず少しずつやることが近道
不登校の中学生がどんなことをすればよいか、カウンセラーとして多くの相談を受けてきた経験を元に解説いたしました。
「全部をやらなければならない」ということではありません。
これだけいろいろな手段があるので、できることから始めてみてください。
ただやみくもに「学校に行きなさい」と言うだけで、学校に行かない日は家の中ではゲームばかりやらせるなど放置するのは、一種のネグレクトです。
この記事で紹介した内容をヒントに、
「まずは、これをやってみよう」
「来週は、あれを試してみよう」
「Aはうまくいったけれど、Bはまだうまくいかないな」
などと、試行錯誤することが大事です。
もちろん、さまざまな事情があるので、ご家族だけで考えることには限界があるでしょう。
そういう場合は、経験豊富なカウンセラーへの相談もご検討ください。
お子さんが素敵な大人になるためのお手伝いをさせて頂きます。