不登校の子どもを持つ親として、「学校がつらい」と言う子どもの気持ちに寄り添うことは簡単ではありません。しかし、子どもの心情を理解し、適切なサポートを提供することが、不登校の改善には欠かせません。本記事では、スクールカウンセラーとしての経験から、学校がつらいと感じる子どもの気持ちを探り、親ができる具体的なサポート方法をお伝えします。

学校がつらいと感じる子どもの気持ち

お子さんが、「学校に行くことがつらい」と感じる時は、大きく3つの心配が考えられます。

人間関係のストレス

学校では、友人関係や教師との関係など、様々な人間関係が子どもにとってストレスになることがあります。いじめや無視、からかいなどの経験が、学校に対する恐怖心や不安を引き起こすこともあるでしょう。

勉強についていけない

学習面で困難を抱える子どもは、授業についていくことが難しく、自信を失いがちです。成績の低下や、周囲との比較から、自己肯定感が低下することもあります。

学校の環境になじめない

学校特有のルールや雰囲気に馴染めない子どももいます。画一的な校則や、自分らしさを発揮できない環境に、ストレスを感じる子どもは少なくありません。

特に理由がない

私たち大人でも、「別に嫌な人とか、なんとなく苦手」「嫌なこととかはないけれど、なんだか面倒」という経験があると思います。お子さんの場合、語彙力や説明力が幼いため、大人以上に言葉にできないことはたくさんあります。

理由のない不登校については、こちらの記事を参考にしてください。
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子どもの気持ち確かめる方法

子どもの話をさえぎらずに聞く

子どもに早く元気になってもらおうと思うばかりに、大人からすれば「そんなときはこうすればいい」とすぐに解決法を言ってしまうことがあります。しかしお子さんからすると、「親に話しても最後まで話を聞いてくれない」と不信感を募らせたり、「そんなことすらわからない自分はダメな人間だ」と自信を無くすことがあるので、避けるべきです。

子どもが学校について語るとき、親は積極的に耳を傾けることが大切です。子どもの話を遮らず、じっくりと聴きましょう。家族としても「うちの子はこんなことを考えていたんだ」「こういうことが苦手なのか」という新しい発見があり、お子さんとしても「家族に話せばちゃんと聞いてくれる。だから何かあったらいつでも相談しよう」という信頼が生まれます。

子どもの感情を受け止める

学校に行きたくないと言う子どもの気持ちを、そのまま受け止めましょう。「学校に行かないと将来困る」など、親の価値観を押し付けるのは避けましょう。

子どもの感情を肯定的に受け入れることが、信頼関係の構築につながります。

子どもの立場に立って考える

なぜ子どもが学校に行きたがらないのか、子どもの視点で考えてみることが重要です。子ども特有の悩みや葛藤を理解することで、適切なサポートが可能になります。

親ができる具体的なサポート

学校以外の居場所づくり

学校以外に、子どもが安心して過ごせる居場所を用意することが効果的です。家庭や地域での活動、趣味の時間など、学校とは異なる環境で子どもが自己肯定感を取り戻せるようサポートしましょう。

何と言っても、まずは家庭が大事な居場所にならないといけません。その中で、ゲーム依存になってしまったり、動画ばかりを見ているようでは困ります。見守るとは、放置することではありません。家庭内のルール作りもとても大切です。

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専門家との連携

必要に応じて、カウンセラーや医師などの専門家に相談することをおすすめします。専門的な見地からのアドバイスは、子どもの状況を改善するための大きな助けになります。

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子どものペースを尊重する

不登校の改善には、子どものペースに合わせることが重要です。急な登校刺激は逆効果になることもあるため、子どもの気持ちを尊重しながら、ゆっくりと前に進むことを心がけましょう。

子どもの自立をサポートする

学校に行かない選択をした子どもも、社会的自立に向けて成長していく必要があります。子ども自身が自分の人生を切り拓いていけるよう、長期的な視点を持ってサポートすることが親の役割です。子どもの可能性を信じ、寄り添い続けることが何より大切です。

おわりに

学校がつらいと感じる子どもの気持ちを理解し、適切にサポートすることは容易ではありません。しかし、親が子どもの味方であり続けることが、不登校の改善には欠かせません。焦らず、子どものペースに合わせて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。子どもの成長を信じ、見守り続けることが、親にできる最大のサポートなのです。

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