お子さんが不登校になると、本来学校がない休日の過ごし方についてどうすればいいか悩むご家族は多いです。

本記事では、不登校の休日の過ごし方についてご紹介していきます。

休日は体を動かしてみよう!

「学校休んでいるんだから、休みの日も外に出ないで、家で静かに過ごしなさい」「学校行ってないのに、休みの日に遊ぶなんて認めない」というご家庭も多いようですが、休んでいるからこそ休日は外に出て体を動かしましょう。

友達と一緒に外で遊ぶことも、気分転換に繋がるためおすすめです。

体を動かして遊ぶメリット

体を動かすことで普段のストレス発散にもなりますし、夜ぐっすり眠れるようになります。
起立性調節障害などの症状の改善にも繋がるため、平日は家で過ごしているお子さんこそ休日は外に出て遊んだ方が良いのです。

また友達と遊ぶことで、友達の方から「来週は学校に来いよ」などと誘ってくれて登校に繋がるケースも多いです。

家以外の居場所を作ろう!

学校に行くことができず不登校になると、ご家族以外の人と関わる機会がどうしても減ってしまいがちです。
将来的に不登校を克服して学校に戻るためにも、家以外の居場所をつくってご家族以外の人と関わることがポイントとなります。

ここでは、休日の行き先になる居場所の例を3つご紹介します。

塾・習い事

平日は学校に通っているお子さんも多く集まる塾や習い事に通うことで、また学校に行きたいと思えるお子さんも多いようです。
また、学校の授業にあわせて勉強ができる塾に通うことは学習面の遅れの心配も減らせます。

しかし、学校に通っているお子さんと関わることがプレッシャーになってしまうお子さんもいるため、その塾や習い事がお子さんにとって負担になっていないかどうかの見極めが必要になります。

不登校のお子さん向けのフリースクール

不登校のお子さんを対象にしたフリースクールを居場所にするという手段もあります。
フリースクールの場合、休日だけでなく学校のある平日も通うことができます。

最近は民間のフリースクールが増え、それぞれ特色が違うため複数見学しお子さんに合いそうな場所を選ぶと良いでしょう。

ボランティア・地域のコミュニティなど

ボランティアや地域のコミュニティに参加するのも、社会と繋がる良い経験になります。
また、ボランティアやコミュニティでは年齢制限をしていない所も多いため、ご家族も一緒に参加できる場合もあります。

親子で一緒に外に出て活動することで、家庭内の雰囲気も変わるかもしれません。
学校に行っていないのに遊びに行かせて良いの?

「不登校なのに外で遊ぶのはおかしい」「平日休んでいるんだから、休みの日も関係なく家で過ごすべき」という考えもあるでしょう。

でも、一番大事なのは子供が健康的に育つことです。

外で身体を動かしたり、家族以外の人と関わることは、体力的にも精神的にも必要です。

遊ぶことが再登校のきっかけになることも

一緒に外出できる友達がいる場合、その友達と遊ぶことが再登校のきっかけに繋がることが多いです。

ご家族や学校の先生の言葉よりも友達の言葉の方がお子さん本人にとって響きやすいため、学校の友達がいる場合は大切にした方が良いです。

おわりに

以上、不登校の休日の過ごし方についてでした。

このように、不登校であっても休みの日は外に出て思いっきり遊んだ方が体力的にも精神的にも良いです。

不登校のお子さんにとってご家族以外の人と関わることは不登校克服に繋がることも多いため、家以外の居場所を作ることも大切です。

また、学校の友達と遊ぶことが再登校のきっかけに繋がることも多いため、友達からの誘いがあれば積極的に勧めてあげましょう。